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ソラマチ、開業5年半で“ファッション”に存在感

ファッション

東武タウンソラマチが運営する東京ソラマチでファッションテナントの存在感が高まっている。開業から約5年半が経ち、次第に沿線の家族連れやカップル客をつかんでいるからだ。この夏と秋には開業以来初となるファッションゾーンの改装にも着手。「思っていたよりファッションが売れるとテナントに実感してもらえているのでは」(坂巻尚東京ソラマチ館長)と手応えを感じている。

東京スカイツリーの真下の商業施設としてオープンしただけに、当初売り上げを支えていたのは国内観光客。それが開業景気の反動があった2年目以降は地元や沿線の家族連れやカップルにとってのハレの場としての認知度が高まっていた。そうした顧客のニーズに対応するため今年6~10月に、イーストヤード2、3階のファッションゾーンを改装した。

「2階はカップル、3階は家族連れ」という狙いで衣料品や服飾雑貨、コスメなど17店を新規オープン。10月の両フロアの売り上げは前年同月比約10%増と堅調に動き、全館売上高に占めるファッション商品を中心とした物販の構成比は前年同月に比べて約5ポイント上昇した。

2階はこれまでマルキュー系やエレガントな感覚のショップが多かったが、「フリークスストア」「チャンピオン」などのメンズ・レディス複合や「ジーナシス」「ジェラートピケ」「フィント」「カスタネ」などでカジュアル要素を強め、「レディスファッションのフロアというイメージを崩さずに、メンズのMDも取り入れた」。カップルが既存店の「ビームス」「ビューティー&ユース・ユナイテッドアローズ」「ザラ」などと回遊する姿も増えている。

3階は「マーキーズ」「コーエン」などキッズファッションを扱うショップを増やし、「フルーツギャザリング」や「ウニコ」などの化粧品、インテリアショップでファミリー層を中心に幅広い世代が楽しめるようなテナント配置にした。

そもそもカップルや家族連れが増えている理由は、スカイツリーに加えて水族館やプラネタリウムなどレジャーコンテンツが充実していることがある。ハロウィーンのパレードやクリスマスのイルミネーションなどシーズンに合わせたイベントや販促にも力を入れていることで、デートスポット化した。

施設内に休憩できる共有スペースも多く、「ランチ、レジャー、ハンドスナック、ショッピング、ディナーの最大5毛作」の時間の過ごし方を提案できるのも強みだ。こうしたハレの場として来店する客は、財布のひもが緩みがち。「少し背伸びすれば手が届くようなブランドや新作を前面で紹介しているファッションテナントの売り上げが良く、他のSCよりも客単価が高いという声がある」という。

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